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 「生活習慣病」って？ |
副院長 |
「生活習慣病」という言葉を昨今ではよく耳にされると思います。具体的にどういう病気？と疑問に思われる方も多いと思います。少し前までは、脳卒中、心臓病、がんなど中高年の働き盛りに多く死亡率の高い疾患の総称として四十年来「成人病」と言われてきたものを、平成八年に今の厚生労働省が「生活習慣病」に改めました。これらの疾患の誘発原因には食生活や喫煙、飲酒などの生活習慣が大きく関わるという理由からです。
戦後、食生活が欧米化して豊かになった反面、栄養過多による肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧症などの疾病が多くなりました。まだ心配ないと思っている若年層にも最近増加している事も大変危惧されます。実際に、感冒と思って医療機関を受診した時には糖尿病と診断され、既に腎臓障害も発症していたという例もあります。
家庭の主婦の方で、面倒だからとついつい何年も健康診断をせずにすごし、知らず知らずに生活習慣病を発症していては大変です。例えば「毎年一回、誕生日月に健康診断を受けよう」となど、御自身で決め事を作って積極的に健康診断を受けることをぜひお勧めします。疾病の早期発見、早期治療を心がけたいものです。
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